多くの方に喜んでいただける酒造りを続けていきます
当社の代表を務めております、冨安です。
私の祖父は福岡県久留米市の酒造家の4男として生まれ、39歳のとき、水の豊かなこの町でクンチョウ酒造を創業しました。
築300年以上の現在の酒蔵は、冨安の親戚であった千原家(日田随一の豪商)が所有していたものです。酒蔵を購入したあと、商売で得た利益の多くを建物の修理に費やしたという話を、祖父からよく聞かされました。
その後を父が継ぎ、父亡き後は私が代表を引き継ぎ、20年になります。
私が子供のころは、冬になると大勢の季節労働者の蔵人たちが、敷地内の寮に泊まり込んで酒造りを行っていました。
正月前の繁忙期になると、手のかかる子どもは祖父母と共に温泉旅館に送り込まれていた記憶もあります。
時が経ち、人々の生活様式も求められる酒も変わってきました。
現在はベテラン杜氏の指揮のもと、二人の息子たちが中心になり、社員も私も加わって酒造りを行っています。
昔のように大量のお酒は造りませんが、しっかり手間暇かけ、自分たちの手で納得できる酒造りを行っています。
私にできることは限られていますが、家族と社員がこの酒蔵で働くことを誇りに思い、豊かな生活を送って欲しいと願っています。
たくさんの人に酒蔵にお越しいただき、豆田の町並みとともに酒蔵の歴史を感じ楽しい時間を過ごしていただければ幸いです。
古きを守り、新しきを切り拓くことを大切にして、これからも多くの方々に喜んでいただける酒造りを行っていきたいと思っております。
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