【令和4酒造年度 酒造り 終了】
令和4酒造年度の酒造りが事故なく、誰も怪我無く、無事に終了しました。
(酒造年度とは7月1日から翌年6月30日の1年間を指します。)
薫長では長年、新米が収穫される秋から始まり4月上旬には酒造りを終えます。
期間が限定されるのは
今でも江戸・明治時代からつづく酒蔵を活用した酒造りを続けており
保温性の高い酒蔵といえども、外気が温暖になっていくと酒造りの環境に適さなくなるからです。
酒造り終了前に迎える2つの節目の呼び名があるのはご存じでしょうか?
1つ目は、甑倒しです。(こしきだおし)※甑とは米を蒸すための蒸し器の名称です。
甑を倒すということは、本年度の最後の仕込みの米を蒸し終えたことを意味します。
約半年の期間の仕込み終わった日には甑倒しのお祝いを行います。
(薫長の甑倒しは3月中旬でした。)
2つ目は、皆造です。(かいぞう)
皆造とは最後の醪の上槽を終えて、すべてのお酒がしぼり終えた状態を指します。
※皆(みんな=すべて)を造り終えた ということです。
甑倒しから約20~30日後に、皆造を迎え、すべての造りが終わったお祝いを行ないます。
(薫長の皆造は4月上旬でした。)
そして、しぼり終えたお酒を貯蔵を行い、片付けを終えて、ようやく年度内の酒造りが終わります。
5~8月は蔵のメンテナンスや来年度の計画をつくり、9月からまた酒造りの準備が始まり、10月から令和5酒造年度が本格始動します。
令和4酒造年度では酒造期間に海外からの酒造り体験、某番組のロケ、学生さんの酒造り体験、酒造り留学、蔵開きなど
様々な出来事があり、多くの方々に関わって頂きました。
関わっていただいたすべての方々に感謝の気持ちで一杯です。
来年度もきっと楽しくワクワクする酒造期がやってくることを期待したいと思います。
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