【粕取焼酎 三隈】
みなさま粕取焼酎はご存じでしょうか?
粕取焼酎は江戸初期に九州北部から全国へ広がったとされており、かつて日本酒蔵の焼酎といえば粕取焼酎が一般的でありました。
また、早苗饗(さなぶり)という田植え後のお祭りで飲んだことから、別名「早苗饗焼酎」とも呼ばれています。
粕取焼酎とはその名の通り酒粕を原料とした焼酎です。製造方法はシンプルです。
【粕取焼酎の製造方法】
①日本酒製造後にとれた酒粕に水を加えて一定期間熟成させます。
(再発酵を促します。)
②熟成した酒粕と籾殻を混ぜ合わせたものを蒸篭型蒸留器で蒸留します。
③籾殻のスモーキーな香りと酒粕の良い風味が混ざり合わさった独特の焼酎が出来上がります。
この製法の粕取焼酎は正調粕取焼酎と呼ばれており、日本の中で10社ほどしか行っていないため、今では大変貴重なものとなっています。
(粕取専門家談)
※大半が吟醸粕取焼酎という酒粕に、酵母・水を加え再発酵させてから蒸留する製法を採用しています。
この粕取焼酎の取組は、最近の言葉をつかうと酒蔵のサーキュラーエコノミーと言えるのではないでしょうか。
米づくり → 米を原料に日本酒づくり → 酒粕を原料に粕取焼酎 → 粕取焼酎の焼酎かすを田んぼや畑の肥料として使用する
「自然を使い、自然に還す」という循環を生み出しています。
みなさまが飲んでいる国酒とよばれる
日本酒や焼酎にはそういった側面もあるということを感じて、手に取って頂けると幸いです。
粕取焼酎三隈を一度は口にされてみてください。
きっとまだ飲んだことのない新たな価値を感じることができる思います。
粕取焼酎 三隈(みくま)25度 1800ml |
粕取焼酎 三隈(みくま)35度 1800ml |